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買い物シーズン到来

 

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街はクリスマスの飾りつけになり、今年も残り少なくなってきました。
海外ではここからクリスマス商戦ですが独身の日とかブラックフライデーとか11月はあちこちがすでにセールを開催しています。

しかし、今年は独身の日の売り上げが中国でも減っているということで景気は確実に後退しているように感じます。
そもそも独身の日とは11月11日で1が4つ並ぶということで中国の大学生たちが90年代に始めた独身者パーティーや贈り物をする日が定着したもののようです。

ずっと独身貴族が買い物をする日なのかと思っていました。

今年は年初から株価が下げていることやインフレで色々なものが値上がりしているため買い物意欲は落ちているように感じます。

寒いと冬支度で冬物を買いたくなりますが暖かいと特に何も買わないでもとりあえずは生活できるかなと。
今年になって、世界的には金利がずいぶんと上がりました。
この影響が来年以降は景気にあらわれてくると思います。

しかし、なぜか米国の利上げペースが落ちてくるという期待から10月以降株価が不思議な上昇となっています。
日経平均も高値から見て1割程度しか下げていないので高値圏にあるといえます。

この大きな原因は利上げよりもQT(量的金融引き締め)がほとんど進んでいないことではないでしょうか。
6月以降、FRBは米国債や住宅ローン担保証券(MBS)の保有を減らしていますが昨年11月のFRBのバランスシートを見てもほとんど現実には資産総額は減っていません。

つまり、ジャブジャブあふれたマネーはまだ回収されておらず、これが株高の大きな原因になっているのではないでしょうか。

驚くことに、コロナショック前の2020年2月の資産の2倍に2021年の11月はなっており、2022年の11月も昨年と資産総額はほぼ同額のまま数%程度しか減っていないのです。

これだけマネーが緩和状態にあれば株価は高値を維持できます。
利上げよりもQTの方が影響力は大きいように思います。こちらは影響力が大きいだけに十分に引き締められないまま来年以降も続くとすればインフレは簡単にはおさまらないかもしれません。

そもそもインフレになったのは、お金の量が増えたことが原因だからです。
なのに、報道を見ると利上げのことばかり騒いでQTの進行度合いについての記事はあまりありません。

おそらく、本当に米国株が大きな調整局面に入っていく時はQTが進んできた時だと思います。
しかし、9月に英国の債券市場が危機になったことから各国の中央銀行は慎重になりつつあります。

 

 

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