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2023年はどんな年に

 

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あけましておめでとうございます。
ゆっくりお正月を過ごされた方も仕事のシフトでほとんど休みなしの方も今年が良い1年になるように頑張りましょう。

2023年の為替相場は2日からスタートしています。
大晦日が土曜、元旦が日曜ということで、為替相場は土日だけが休みといういつもと変わらないスケジュールです。

日本株が4日が大発会ということで、今週後半からはマーケットにもたくさんのトレーダーが戻ってきます。
米国では今週後半には重要指標の発表も多く、1月相場も12月のように大きく動くかもしれません。

今年は卯年ということで、株の世界では跳ねる年ということで、株価の上昇に期待がかかっていますが今の状況を冷静に見ると厳しい動きになる可能性が高く、あまり楽観的に考えない方がいいかもしれません。

株式が干支で株の動きを見るというのは12年サイクルくらいの景気の循環があるというところから来ているのかもしれません。12年前と言えば2011年ですね。この年は東北の大地震があり、ドルが75円という歴史的な円高を記録した年です。

今の日経平均やドル/円レートは当時からは想像できなかったでしょう。
日経平均は3倍以上、ドルも昨年秋のピークには2倍というレートをつけているのですから。

長期的に見ても今の日経平均やドルのレートはかなり割高なのです。
これは、アベノミクス以降続いた金融緩和の影響が大きいのです。

世界的な金融緩和は2008年のリーマン・ショック以降、昨年米国がインフレを阻止するために政策転換するまで続きました。今は金融引き締めが始まって1年程度が経過した状態です。

この金融引き締めがいつまで続くかということがマーケットの大きな関心です。
そして、12月のサプライズとなった日銀の金融政策に今年は世界が注目しています。

欧米はマーケットとの対話を重視するので、金融政策を変更する時は事前にマーケットが動揺しないようにそれとなく情報を流すというやり方をするのですが日本は真逆です。

異次元緩和の時も海外には大きなサプライズでした。
中国や日本はいつ何をやるかわからないというのが欧米人の見方ではないかと思います。

ということで、昨年は米国の金融政策に注目が集まっていましたが今年は少し違ってきています。

ただ、ウクライナの問題など不透明な要因も多く、どうなっていくのかは予想しにくい部分も多いです。

乱高下で大きく動くことも想定して、年初から気を引き締めてトレードしていきたいです。

 

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