インフレの時代
企業の決算などを見ると利益が出ているところも多いですが7-9月期GDPは予想よりも悪くー3%となっています。
オリンピックの頃はコロナの感染がひどく、緊急事態宣言が出ている状況だったので悪い数字なのは納得ですが予想よりも悪かったということで、次の10-12月期のGDPは強い数字となるのでしょうか?
街角景気はまだら模様のような感じです。
結構お客さんが戻っているところもあれば、まだまだ閑散としているところもあります。
夜は早く家に帰る習慣がついてしまったのか22時を過ぎると人が少なくなって、ますます帰らないといけない気分になってしまいます。
ただし、人の移動はそれなりに増えているのか東海道新幹線の乗車率はかなり高くなっているように感じます。
しばらく、実家に帰れなかった人たちが今年こそはと帰省しているのかもしれませんね。
日本はなんとなく日常に戻りつつあるような感じですが海外はまだまだひどくて欧州は再度ロックダウンとなってきました。
クリスマス休暇を前に感染爆発を抑え込みたいようです。
最近は世界的にインフレ懸念が出ていますが物流が滞っていることも物価上昇に拍車をかけているようです。
トラック運転手さんが不足とか船が港に入れずに停泊しているなどのニュースもありますね。
日本ではエネルギー価格がインフレですがそれ以外のものはインフレというほど上がっている感じはまだありません。
じわじわ来ているので庶民は危機感を持っていると思いますが。
最近はデフレが続いていたのでインフレの世界はイメージしにくいですね。
世界的にみると80年頃がインフレの時代でしょうか。
70年代後半から80年頃まで米国はオイルショックとインフレの影響で景気が悪かったのです。
なんだかこの時代に近い動きになってきたら警戒がいりますね。
当時はオイルショックで原油価格が2倍とかになったようですが原油は今のところ日本の要請もサウジに無視されて、増産体制にはなっていません。
産油国としたら増産したら価格が下がってしまうので、増産せずに高い値段で原油を売る方が儲かります。
原油価格が高騰し続ければ本格的なインフレ時代が来るリスクが高まります。
最近は円安も輸出メリットよりもエネルギーなどの原材料の輸入デメリットの方が大きくなってきているという報道もあり、気になります。
今のところ輸出企業の業績は絶好調のようですが。
相場でも転換点はとても大事ですが景気や世の中の流れも転換することがあるので、流れの変化には常に過敏になっておく必要があります。
と言っても為替相場は転換点は今年に入ったあたりで、円安トレンドはゆっくりと進んでいきそうです。
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