欧州危機は迫っている?
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10月に入りましたが金融不安を心配する声がちらほらあります。
先月のマーケットは6月同様、かなり大荒れとなりました。
3月、6月、9月と暴落のような動きが出ていますがこれらの月は株価指数などのメジャーSQの月です。
さらに、FOMCも重なって大きな動きになりやすい状態です。
日本にいるとあまり悲観的なニュースは少ないのですが先週あたりからネット上ではかなり欧州不安について心配な情報が出ています。
震源地はスイスです。
スイスフランの動きを見ていると不思議に強いので、為替相場だけ見ているとあまりよくわからないのですがスイスの大手銀行の「クレディ・スイス(CS)」がとんでもない状態になっているようです。
スイスはアルプスなどがあり、とても素敵な場所です。
昔旅行した時は物価は高いけれど良い国だと感じました。チーズフォンデュもおいしかったです。
そして、スイスは金融立国としても有名です。ブラックマネーが暗躍する裏の顔もある国です。
そんなスイスの大手銀行に異変が。
なんとリーマンショックの時のリーマン・ブラザーズと同じような状況だそうです。
株価は年初から50%も下落、社債は特にユーロ建ての長期債が最安値更新という状況です。
クレディ・スイスは拠点が英国にもあり、スイスと英国の金融当局は動きを警戒しているようです。
また、クレディ・スイスは先週末に大口顧客や取引相手先に流動性や資本に問題がないと説明したとか。
なにやら危ない雰囲気が漂っています。
そして、同社のCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)のスプレッドが急拡大した9月30日には幹部が投資家に電話までしたようです。
このCDSはリーマンショックの時にやたらと騒がれた金融商品です。
対象となる企業が破綻し金融債権や社債などの支払いができなくなった場合、CDSの買い手は金利や元本に相当する支払いを受け取るという仕組みの商品です。
つまり、企業の倒産リスクに保険をかけているのですが倒産してしまったらCDSの売り手(金融機関)は商品を買っている投資家に保険を払わなければいけません。
この支払いが莫大な金額になるため金融危機の引き金になりかねないのです。
景気が悪くて株価が下がっているというだけなら問題はないのですが金融危機が発生したとなると状況は一変します。パニック状態から短期間にとんでもない暴落になります。
ということで、マーケットの難易度はここ10年なかったくらいに上がっているので、荒波に飲まれるのが怖い人はこの秋は現金ポジションを多めにして、暴落に巻き込まれないようにするのも戦略の1つです。
不思議に安定している暗号通貨についても金融危機になれば運営会社の資金繰りに影響が出る場合があるので、巻き添えになる可能性もあります。
君子危うきに近寄らずが年末にかけての相場なのかもしれません。