なぜインフレなのか
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忘年会シーズンですね。
昨年は忘年会が禁止という会社も多かったみたいですが今年は規制が緩和したようです。
と言っても昔のような大人数での宴会は少なく、少人数での飲み会が主流となっています。
食料品の値上げで飲食店も厳しい状況が続いています。
値上げに踏み切ったり、新メニューで少し単価を上げていたりと色々ですが数年前に比べて外食も贅沢になってきた感じがします。
安い居酒屋とちょっと特別な日の高級レストランを使い分けている人もいると思います。
昔のように仕事帰りにほぼ毎日飲んでいるという会社員はすでにセレブサラリーマンです。
日本は1年でもっともにぎやかな時期ですが欧米は感謝祭からクリスマスまでの1カ月はホリデーシーズンということで日本とはかなり違います。
米国は景気が悪いと言ってもクリスマス商戦もまずまずではないでしょうか。
それに対して欧州の冬はかなり厳しいものになりそうです。
実は、今週は今年最後のビッグイベントが集中しています。
欧米で今年最後の金融政策の会合があります。
米国のFOMCが水曜の深夜にありますね。(日本時間ではすでに木曜)
利上げ幅が0.5%に縮小されたとしても利上げは最終的にどこまでいくのでしょうか。
インフレ次第ということですが70年代から80年代にかけてのインフレのように長引くかもしれません。
なぜインフレにいきなりなったのか不思議な人もいるかもしれませんがインフレとは労働力不足からモノ不足になるということです。
90年以降、デフレになったのは、安い労働力が豊富にあったからです。
なぜかというと冷戦後に東欧など東側諸国が資本主義へ流れ込んできました。
主に欧州では東欧からの移民や労働者が安い賃金で働いてくれたのです。
そして、アジアでは東南アジアや中国が急激に経済発展し、安い賃金で世界のモノづくりを支えたという事実があります。
これは金融政策とは別の話なので、金融政策でこの労働力の過不足をコントロールする力はありません。
ということは、今後は世界的に安い労働力は見当たらないという事態が続くのではないでしょうか。
世界人口は80億人を突破してますが労働者の賃金は世界的に見るとこの20年ほどでかなり上昇しています。
日本は全く上昇していないので実感がないですがアジアの人たちの所得も生活水準も全く20年前とは違ってます。
構造的な変化が起こっているので、中央銀行だけに景気のコントロールをまかせても上手くいかない状態になってしまっています。
ということで、来年以降の世界経済がどうなっていくのか心配ですね。
とりあえず、今年最後のイベントのFOMCを乗り切りたいと思います。